2006年06月14日

クビシメロマンチストなセファリック

「いまさらながら戯言シリーズ大人買い観戦ツアー」第2弾です。

4061822500クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識
西尾 維新
講談社 2002-05




内容(「BOOK」データベースより)
鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく―。そして待ち受ける急転直下の衝撃。一つの世界が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作。


はっきり言って、↑の(「BOOK」データベースの内容紹介は裏表紙のあらすじから抜粋したものなんですが、まったく本作の内容を表せていませんね。

零崎人識と「ぼく」が出会ったから日常が崩れ去ったのではないですよ。
むしろ、「ぼく」と葵井巫女子(ネタバレになるので伏せます)が出会ったことで崩れたんじゃないかと小生は思うのですがね。

まぁそんなことはどうでもいいです。
あんまり本筋と関係ありません。
ただ単にいらない先入観が植え付けられるだけです。
読んでいきながら修正すればいいので、別に実害はありません。


前作よりも面白かったと思いますよ。

ミステリとしてはどうなの?とツッコミたくなる部分もありますが、まぁそれも大した問題ではありません。
ミステリとして読まなければいいだけです。

まぁ、どっかに書いてたような気がしますが、この戯言シリーズはミステリではなく、キャラ小説として読むのが正しいでしょうね。

となると、その登場人物を魅力的だと思えるかどうかがこの小説を楽しめるかどうかのポイントですね。

んー、登場人物たちは果たして魅力的なのだろうか?

小生、あさってに、正確には明日ですが、テストがあるので、こんな本なんて読んでいる暇はないはずなのです。
昨日も、寝る前にちょっとだけ読もうと思って読み始めたはずなんです。
それが気づけば2時間ぐらい読み続けて、気づけば朝の4時。

それくらいハマってしまったわけなんですが、登場人物がそれほど魅力的だとは思えないのです。
かといって、自分をそこに投影して感情移入できるわけでもなし。

主人公は自分のことを欠陥品だと思っています。

たぶん、人間それなりに生きてきたら、自分のことを欠陥品だと思わない人はいないでしょう。
自分に欠陥がないと思える人がいるなら、その人はよほど幸せか、よほどアホかのどっちかです。

小生も、自分のことを欠陥品だと思うことがよくあります。
他の人がどのくらいそう考えているのかしらないので厳密な比較は出来ませんが、たぶん人よりもそう思う頻度は高いんじゃないかと思います。

ただ、それでもこの主人公ほどは壊れていない。

とてもじゃないけど、小生にはこの主人公に感情移入できません。

何度も使った言葉ですが、「理解は出来ても共感は出来ない」というやつです。

今回は、途中ちょっといけるかな〜と思ったところが無きにしも非ずだったのですが、ラストでやっぱりコイツは無理だわと思わされてしまいました。

とは言え、それでもやっぱり読ませてしまうのは、どこかに魅力があるからなんでしょう。

やるな、西尾維新。
posted by Aorta at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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