2006年03月31日

セファリック、吠えないのか?

またまた読書ネタです。

今回は
古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』

いやはや、すごいお話でした。
どこがすごいって?
そんなのは読んで自分で確かめろっ!
と言ってしまえるくらいすごい本でしたよ。
古川日出男を読んだのは初めてでしたけど、こんな話を書くんだぁと感心。

本の表紙は「言われなくても吠えますよ」と言わんばかりの大口を開けた犬の写真です。
そこから、漠然と犬の話なのかなぁと思っていたら半分あたりでした。

物語の半分は犬の話です。
ただの犬ではなく、軍用犬の物語です。
太平洋戦争のさなか、日本軍がアリューシャン列島から撤退する時に島に置き去られた4頭の軍用犬たちを始まりとする犬の物語です。
その4頭、そしてその4頭のその後何世代にもわたる子孫の長い変転・流転の物語です。
彼らはどんどん枝分かれしながらも、一部はある流れに集約していきます。
その流れの集約する先が「ベルカ」であり「ストレルカ」です。
あるところで分かれたはずの流れが其処此処でクロスリンクしてかなり面白く読めました。
難点は、系統がどんどん枝分かれしていくので、ちゃんと整理しないと「こいつ誰の子どもだったけ?」みたいな事になって混乱しちゃいます。

そして、物語のもう半分は犬の物語が集約する先のある人物の物語です。
ある老いたロシア人(ソビエト人)です。
ソビエトに絶対の忠誠を誓う彼と、ソビエト崩壊後のロシアの物語です。
なぜか日本のやくざなんかも出てきます。
かなり重要な役割を果たしたりもします。

全体的にかなり武闘派な物語です。
戦争の物語です。
この物語を信じるのであれば、近代兵器ばかりが大きな注目を集めた戦争において、犬も壮絶な戦争をしていたと言うことになります。
ぜんぜん知らなかった。
世の中は知らないことばっかだ。

それにしてもすごい本。
小生には珍しく、「読めっ!」とオススメします。

4163239103ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男
文藝春秋 2005-04-22



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1−0だよセファリック

サッカーネタです。

日本−エクアドル戦です。
1−0です。
勝ちました。
対南米初勝利です。
よかったです。

で終われたらいいんですけどねぇ。
なんか素直に喜べないです。
どうにもこうにも点が取れない。
どうにかならないものでしょうか。

決定機に決めきれない久保。
得点しそうな気配が感じられない玉田。
久保は点を決めそうな気はするんですが、今日は決定機のシュートが枠を外れたりキーパーにセーブされたりで得点できず。
ストライカーなんだからしっかり決めて欲しいですね。
一方玉田は・・・。
確かにうまいんですよ。
ドリブルうまいですし、スルーうまいですし。
でも、点を取る気がしない。
言ってしまえば、ストライカーのオーラが感じられないんですよねぇ。
点を取るだけがFWの仕事ではないのでいいとは思うんですが、何しろジ−コジャパンにはこういうタイプのFWが多いですから、玉田の居場所は・・・。
小生からすると、鈴木と柳沢だけで十分です。
まっ、柳沢は怪我で微妙なので玉田の居場所は無きにしも非ずといった感じですが・・・。

そんな中、ゴールを決めてFWらしい仕事をしてくれたのが佐藤です。
短い出場時間でよくぞ決めてくれた!という感じです。
裏へ抜けるポジショニングは抜群ですね。
ゴールシーンの他にも何度か魅せてくれる場面がありました。
いつぞやの大黒状態ですね。
このまま好調を維持していけばW杯も視野に・・・という感じはしなくもないですが、他のメンバーと実績を考えると少し難しい気もします。

あと、攻撃で目立ったのがアレックス。
今日はかなりキレてましたね。
今日はお得意の「裏街道」も結構決まってたし、クロスの精度もよかったと思います。
ばっちし佐藤のゴールをアシストしてましたし。
今日のチャンスは大体がアレックスから生まれていたような気がしました。
なぜキレていたのか?
答えは、相手がサイドから崩してくることがなく、ディフェンスの負担がまったくといっていいほどなかったから。
ディフェンスはザルと言うしかないアレックス。
こういうときは本領発揮です。

相手の攻撃はサイドに限らず全体的に淡白だったと思います。
まったく恐さがないというか。
点を取られる気がほとんどしませんでした。
日本のディフェンスがよかったのか、相手のオフェンスがまずかったのか。
小生はよくわかりませんけど、後者じゃないかなという気がします。
選手には酷かもしれませんが、もっとアウェイの強化試合を多めに組む方がディフェンスの強化につながるんじゃないかなという気がします。

中盤は・・・。
まっ、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。
格別よかったわけでも格別悪かったわけでもなく。
ジーコは結局中盤以降の選手交代はやらなかったわけですが、W杯をにらむならもっと積極的にいろいろな選手使ってもよかったんじゃないかと思います。
小生はもっといろいろな選手を見たかったです。

結局、この強化試合も中途半端な感じで終わってしまったような。
まっ、勝ったことは一応評価しましょう。
posted by Aorta at 01:56| Comment(1) | TrackBack(5) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

ナルニア国セファリック

小生、昨日は久しぶりに映画を見に行きました。
昨年末以来でしょうか?
確か、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが銃をバンバン撃ちまくる映画を見て以来だと思います。

『ナルニア国なんとか』とかいう映画を見ました。
予告編を見る限りでは某指輪をめぐる物語に酷似している感じがする例のあの映画です。
まっ、見てみると戦争シーンはかなり似てましたが、それ以外は別に似てなかったですよ。
戦争シーンが似ているのは、クリーチャーデザインをしているのが前述の映画と同じ会社だから仕方ないと言えば仕方ないでしょう。
何より一番違うのが、前述の映画が3部作であるのに対して、『ナルニア国なんとか』は1話完結型であること。
小生、サブタイトルで『第1部 ・・・』とあるので、この映画も3部作くらいなのかなぁと思っていたら、そうではありませんでした。

どうやら『ナルニア国なんとか』というのは、その名の通りナルニア国のクロニクルなのであって、今回の4人兄弟がナルニアを冬から解放する話はそのうちの1つのエピソードでしかないらしいです。
分かりやすく言うと、『ナルニア』は「日本の歴史」において「源頼朝が平家を倒して鎌倉幕府を作った」というエピソードを映画化したようなものです。
一方『指輪なんとか』は「12世紀後半の日本」において「源頼朝が平家を倒して鎌倉幕府を作った」というエピソードを映画化したようなものです。
と言うことで、ナルニアの続編が作られるとしたら、今回の4人兄弟はあんまり関係ない話になるのではないかと思います。

肝心の内容についての感想を書くと、ネタバレになるのでやめます。
これから見ようと考えている人もいるでしょうし。

とは言いながらも、差し障りのない程度に書いておくと、いい兄弟愛の話でしたよ。
ただ、作ったのがディズニーなので、本当に「良くも悪くもディズニー」という感じです。
見てない人は分からないかもしれませんが、見た人はたぶんよくわかってくれるのではないかと思います。

世間での評判がどうなのかは知りませんが、小生は悪くはなかったと思います。
映像はきれいでしたし、お金はスバラシクかかってそうな感じでした。
結局は「ディズニーらしさ」をどう評価するかでしょうか。
小生は・・・、まぁ結構好きですよ。
posted by Aorta at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 観察じゃない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月29日

SPEED BOY!なセファリック

今日も読書ネタ。

図書館で単行本ではなく、小説雑誌を漁っていたら『群像』2006年1月号を発見。
舞城王太郎の中編『SPEED BOY!』が掲載されているのです。
ということで、今回は単行本ではなく、雑誌掲載のこの舞城王太郎の中編の感想を書きます。

この中編は7つのエピソードで構成されています。
それぞれのエピソードは主人公は同じですが、互いに独立しています。
実は独立しているかは微妙なところで、小生を悩ませます。
あるエピソードでは追いかけられていた人が、あるエピソードでは追いかけます。
あるエピソードでは死んだ人が、あるエピソードではふつうに生きています。
あるエピソードの舞台は西暁町、あるエピソードの舞台は調布市。
独立というよりはそれぞれのエピソードがパラレルに展開されているという方が近いかもしれません。
基本的に素材は同じなんですが、料理の仕方が違うというか。
まっ、ニンジンとジャガイモとたまねぎと肉で、カレーを作るかシチューを作るか肉じゃがを作るかといった感じでしょうか。
うーん、違うような気がします。

とりあえずそこは置いといて、肝心の主人公は、背中にたてがみの生えた足が速い成雄くん。
これを読んでピンと来たら110番。
じゃなくて、ピンと来たらなかなかの小生のブログの愛読者ですね。
もしくはふつうに読書家なだけか。
そう、いつぞや小生がここで感想を書いた『山ん中の獅見朋成雄』の成雄くんの特徴そのままなのです。

ただ、『SPEED BOY!』の成雄くんは名字がありません。
ただの「成雄」です。
「獅見朋成雄」ではありません。
初めは同一人物かなぁと思っていたのですが、どうやら別人のようです。
むしろ、それぞれのエピソードの「成雄」も同一人物ではないようです。
さっき書いたように、パラレル。
もしくは肉じゃがとカレーとシチュー。

とにかく、その「成雄」が走りまくる話なのです。
あるエピソードではスピードを求めて、あるエピソードでは光る白い玉を追って、あるエピソードでは黒曜石を追って。
そこに、『山ん中の獅見朋成雄』でもあった、たてがみを持ち超人的なスピードで走れる、すなわち獣の特徴を持つ人間としての、人間性とは何なのかという思索がからまります。

とまぁ、えらそうにいろいろ書きましたが、実は小生わからないことだらけです。
各エピソード間の関係とか、舞城王太郎が結局言いたかったこととか。
はぁ〜、誰か分かりやすく解説してくれないかなぁ。

最後にどうでもいいことを。
文中で成雄くんの名字を考えてくれる人が出てきます。
その人は言います。
「じゃあね、織中鹿成雄(おるなかしかなるお)は?回文になってるんだよ」
すばらしいネーミングセンスです。
名前で回文つくろうなんて小学生的思考に小生思わずやられかけました。
でもちょっと待て。
回文作るなら「織中成雄(おるなかなるお)」でいいんじゃないの?
わざわざ「鹿」をつけるところに舞城王太郎の芸の細かさを知り、思わず唸ってしまった小生でした。
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2006年03月28日

てるてるセファリック

またまた書評です。

加納朋子『てるてるあした』

同じ作者の『ささらさや』と同じ世界観の作品です。
『ささらさや』ではサヤさんとその亡くなっただんなさんが主役でしたけど、この作品ではサヤさんは脇役です。
主役は、照代という中学を卒業したばかりの女の子。
この子がかわいそうな境遇にいます。
浪費家の両親が作った借金のせいで中学卒業後に夜逃げすることになったのです。
せっかく第一志望の高校に受かったのに、両親のせいで入学できず。
悲惨です。
この女の子が、両親と離れてサヤさんのいる佐々良に来るところから物語は始まります。
佐々良には彼女の遠い親戚なる人物がいて、その人を頼って照代は佐々良に来たのです。
彼女が頼った遠い親戚とは、久代さんという元教師のおばあさん。
とても厳しい人で、鬼婆とか閻魔大王とかいささか不名誉な呼び方をされることもあります。
そんな久代さんや佐々良の人たちと触れ合うことによって、初めはどーもかわいくない性格だった照代が成長していくお話です。

この話にも、ユーとかレーとかつく例のあれが出てきます。
物語の進行上、重要な役割を果たしています。
ユーとかレーとかつくやつの正体は?みたいなところでミステリ的なスパイスが効いていてオシャレです。

いい話でした。
小生、もう思春期は過ぎましたが、こういった思春期の成長の物語は好きです。
小生、いつまでも精神的にはお子ちゃまなので、自分も成長しなきゃなぁと思ってしまいます。

あと、久代さんの不器用な照代への愛情、泣けてきます。
やさしいだけがやさしさじゃないと教えられるような気がします。

最近、読書の幅を広げようとちょっと背伸び気味なので、こういう直球ど真ん中はい頂きましたみたいな作品は癒されます。
さすが加納朋子。
4344007840てるてるあした
加納 朋子
幻冬舎 2005-05




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2006年03月27日

ポーの話とセファリック

最近、読んだものの、感想を書いてない本がたまり気味です。
少しずつ消化していきましょう。
今日はいしいしんじ『ポーの話』です。

タイトルどおり、ポーについての話です。
不思議な話です。
あえてジャンルに分けるとすれば何に分類されるのでしょう?
ファンタジー?児童文学?
とにかく不思議な話でした。

ざっと話のあらすじを書いてみましょう。

ポーは、ある泥川でうなぎを獲って暮らすうなぎ女の子どもです。
うなぎ女はその泥川にたくさんいます。
何百、もしかしたら何千といるかもしれません。
そのうなぎ女が皆ポーを子どもとしてかわいがります。

ポーには特技があります。
とにかく水に対する感覚が鋭いのです。
簡単に言えば魚みたいと言えばいいでしょうか。
長い間潜水していられるし、水の違いで自分が川のどこを泳いでいるかが分かります。
そんなポーが成長し、町で友達を作ります。
正確には友達ではなく知り合いですが。
路面電車の運転手をしている「メリーゴーランド」、メリーゴーランドの妹の「ひまし油」、翌日の天気を予想する「天気売り」などです。
ポーはメリーゴーランドに「つぐない」として象にバナナをあげることを教えてもらったりするのですが、そんなある日、ポーが住む川が大雨に見舞われて500年に1度の洪水を起こして・・・。
というところで第1部が終わり、第2部以降でその川を離れたポーの人生が進んでいきます。

小生は、第2部以降でポーとともに旅をすることになる「天気売り」が好きです。
彼は祖母の形見のコンパクトで翌日の天気を予想するのですが、外れると自分の責任のように落ち込むし、当たると自分の手柄のように喜びます。
第2部以降ではポーの相棒として、ポーを支えていきます。
純粋で、まっすぐで、とてもいいやつです。
ちょっと伊坂幸太郎の作品に出てきそうな気がしました。

いい作品でしたが、微妙な時期に読んでしまったかなという気がしなくもありません。
純粋に話しにのめり込むには大人になりすぎてしまい、十分に話を味わえるほどには感性は成熟していない。

何を読んでも楽しかった子どもの頃はよかったなとふと思ってしまいます。
いろいろな美しいものに感応できる感性があればとふと思ってしまいます。

まっ、ないものねだりですけど。
読書はなかなか難しいものです。

今年読んだ本:39冊

4104363014ポーの話
いしい しんじ
新潮社 2005-05-28



posted by Aorta at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1−2だよセファリック

京都サンガ、とうとう最下位転落です。
セレッソがとうとう初勝利をあげちゃいまして、最下位転落です。
広島もまだ勝ててないけど、得失点差で最下位です。
そろそろ勝てないと来年のJ2がちらほら見えてくるような・・・。

今日の試合、見ていて正直勝てる気はあんまりしなかったですね。

クロスをあげられたときの対応がホントにお粗末です。
先制点はそんな感じで取られましたし。
他にも何回か危ない場面が見られました。
ポゼッションもほとんどFC東京に握られてましたし。
まっ、ポゼッションはそんなチームではないので仕方ないとして、クロスの対応はちょっとしっかりして欲しいですね。
いいセンターバックが欲しい!
あと、高い位置でのプレッシングが見られませんね。
去年はもうちょっとガツガツ行ってたような。

前半は、正直つまらなかったです。
衛星放送を録画して見たのですが、先制点取られた後は倍速早送りで見ました。
後半は・・・。悪くない流れだったと思います。
ただ、選手交代が微妙でしたね。
アウェイで勝ち点1を取りに行く柱谷監督の姿勢は理解はできるのですが、林を投入して3トップにして欲しかったです。
まっ、結果論でしかないですけど。

パウリーニョがかなりつぶされていたなかで、アレモンがそれなりにいい動きができていたのは収穫だったと思います。
アレモンの突破は見ていてドキドキしますね。

それにしても、今日は何かへこむ試合でした。
調子が上がってきてそろそろいけるかなーと思いきや、見事に冷や水をかけられた気分です。
そろそろホントに打開策を考えないと危ないような・・・。
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2006年03月26日

白夜を行くセファリック〜まとめ〜

ちょっと遅くなりましたが、白夜行のまとめの感想記事です。

まず初めに言っておくと、このドラマは原作の『白夜行』とはまったくの別物です。
小生は初めこのドラマのコンセプトを聞いたとき、このドラマは「The another side of 白夜行」なのだと思いました。
つまり、原作では亮司と雪穂の視点をまったく挟まずに進めたのに対して、ドラマでは亮司と雪穂の視点を挟み別の角度から切り取るものだと思っていました。

ドラマ序盤ではこの意識が頭から離れなかったからか、亮司と雪穂のキャラクターがどうもしっくり来ず、いろいろ文句を書きまくっていました。
まっ、この辺は序盤の感想記事を読んでもらえたら面白いと思います。

では、どの部分が原作との乖離を生み出したのか。
根源にあるのは二人の生きる目的だと思います。
つまり、「二人で太陽の下を歩く」です。
原作では、亮司と雪穂は初めから(小生の推測ですが間違いないでしょう)「お互いを太陽に、白夜を歩いていくこと」を決心していたと思います。
彼らには本物の太陽など必要なかったのです。

その証拠が「時効」の概念です。
原作では「時効」を気にする人はいません。
笹垣ですらほとんど気にしていません。
時効がとっくに過ぎても亮司と雪穂は接触する気配をほとんど見せません。
彼らは最初の事件の時効が来ても、それで許されないことは分かっているのです。
むしろ、彼らは一般的な意味での許しなんか求めていないでしょう。
亮司と雪穂、お互いの存在が許しなのです。

一方、ドラマでの雪穂と亮司は切実に「本物の太陽」を求めます。
特に雪穂は顕著です。
それだから、太陽が得られる時効を目標に彼らは突き進んでいくのです。
それで許されないことは、亮司は早い段階で気づいていましたが、雪穂は気づいても気づかないフリをしていました。
その違いが、ラストでのすれ違いを見せましたが。
ラストについての小生の考えは「白夜を行くセファリックその11の2」を参照にしてください。

このすれ違いというのも原作とドラマの大きな違いです。
原作はものすごく息の合った2人3脚みたいなものです。
全速力で走り抜けてます。
一方ドラマでは2人3脚はしているものの(たまに足の紐が外れてお互い勝手に走ってるような雰囲気のときもありましたが)、お互い足を引っ張りまくってます。
二人の向く方向が一致することはあまりありませんでしたね。

あと、これは雪穂オンリーですが、トラウマというものがほとんど感じられなかったのもドラマの特徴です。
原作では、言ってみれば幼少期に亮司の父親から受けた心の傷が雪穂の駆動力でした。
ドラマでは、雪穂の駆動力は亮司が父親を殺したこと、そして自分が母親を殺したことです。
亮司の父親から受けたトラウマはほとんど描かれることはありませんでした。

まっ、小生がドラマが原作とまったくの別物と感じる理由はこんなものでしょうか。
結局、まとめてしまうと、亮司と雪穂は犯罪は犯してしまったけど、普通の人間だったということになるのでしょうか。
これについては今までに何回か触れたことがあるのでそれを参照してみてください。

で、小生結局何が言いたいかと言うと、こんな感じにするんだったら、何も白夜行を原作にしなくてもよかったのではないかなと。
時間的な制約もあったせいで、白夜行らしいエピソードが削られる一方で、白夜行に囚われすぎて、最終回のようにものすごい急展開になってしまう面もありましたし。
別に原作との関係でドラマのよしあしを言うつもりはありません。
実際、このドラマはいいドラマだったと思います。
まっ、これは感覚的なものなので、どこがよかったかはうまくいえませんが。(←感想書き失格ですね)
それだけにちょっと惜しかったなぁという気がしないでもありません。

というわけで、小生のドラマ白夜行についての記事はこれで終わりです。
はぁ〜、長かった。
とは言え、すごく書いてて面白かったです。
ご意見、ご感想ありましたら遠慮なくお寄せくださいませ。

過去記事です。
「白夜を行くセファリック」
「白夜を行くセファリックその2」
「白夜を行くセファリックその2の2」
「白夜を行くセファリックその3」
「白夜を行くセファリックその3の2」
「白夜を行くセファリックその3の3」
「白夜を行くセファリックその4」
「白夜を行くセファリックその4の2」
「白夜を行くセファリックその5」
「白夜を行くセファリックその5の2」
「白夜を行くセファリックその5の3」
「白夜を行くセファリックその6」
「白夜を行くセファリックその6の2」
「白夜を行くセファリックその7」
「白夜を行くセファリックその7の2」
「白夜を行くセファリックその8」
「白夜をいくセファリックその8の2」
「白夜を行くセファリックその8の3」
「白夜を行くセファリックその9」
「白夜を行くセファリックその9の2」
「白夜を行くセファリックその10」
「白夜を行くセファリックその10の2」
「白夜を行くセファリックその11」
「白夜を行くセファリックその11の2」
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マドンナセファリック

白夜行のまとめを書こうとは思いながら、イマイチ書く気にならないので、また読書ネタです。

今回は奥田英朗『マドンナ』

『マドンナ』と言うタイトルから女性の話だと思いきや、中年の中間管理職の会社員の話でした。
部下への恋、中間管理職の悲哀、息子についての悩み、組織のしがらみ、上司との衝突、家族などがユーモアあふれる筆致で描かれます。
小生、もちろん会社などと言う組織に所属したことはないので、へぇ〜と思うことが多くて面白かったです。

収録されている5編のうち、3編は女性関係の話なのですが、これを読むとやっぱり男はアホなんだなぁと思ってしまいます。
とは言っても、たぶん小生もアホな男なので、おんなじ様な状況にたたされたときにおんなじ様にアホなことをしてしまうでしょうが。

一番印象に残ったのは2篇目の「ダンス」。
主人公の同僚の浅野がかっこよかったです。
小生もあんな感じに生きてみたいです。
とは言え、小生は小心者なのでたぶん無理でしょうが。

今年読了した本:38冊

4062752638マドンナ
奥田 英朗
講談社 2005-12



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2006年03月25日

むかしのはなしをするセファリック

白夜行は少しお休みして、読書ネタです。

三浦しをん『むかしのはなし』

話の内容は結構好悪が分かれる、と思います。
ある人は途中で読むのをやめたと言います。
しかし、はなしのつくりはものすごくうまい!
二重の意味でうまいです。
小生は見事にやられました。
そのあたりは追々語ることにしましょう。

あとがきによると、三浦しをん曰く、「(前略)すべて、今「昔話」が生まれるとしたら、と考えた結果である。「日本昔話」が、この本の中でどう語り変えられたか、お楽しみいただけたなら嬉しい。」だそうです。

まっ、その通り、昔話を三浦しをん流にアレンジした短編集なんですけど・・・。
アレンジとは言っても、この物語における昔話の位置は、家における土台のようなものです。
骨組みですらありません。
ほぼ原型をとどめないままに咀嚼され、再構成されています。
あまり昔話うんぬんにこだわって読まないほうがいいでしょう。
小生はそこにこだわって読んでいったせいで、危うく全体としての大きな流れを見失うところでした。

この作品、短編6本と、中編1本からなります。
最初の3篇くらいを読んでいる間は、この作品集はむかし話を三浦しをん流にアレンジした話なんだなぁと思っていました。
そして、その作品と元となった昔話をどう対応させるかを考えながら読んでいました。
しかし、4篇目から話は急展開していき、5,6,7篇目はその流れを受けた話となります。
へぇ、それぞれ独立した短編じゃなかったのかと思って、じゃあ最初の3篇は何の意味があったの?と思いながら7篇目「懐かしき川べりの町の物語せよ」を読むと、実は作品全体に大きな流れがあったことに気づきます。
しかし、気づいたところで時すでに遅し。
見事に三浦しをんにやられました。
ホントにうまいです。

話の内容はさっきも書いたように、好き嫌い分かれるかもしれません。
特に「ディスタンス」
前述の途中でやめたという人はたぶんこれを読んでやめたんだと思います。
端的に言えば、ロリコンのおじさんに恋をする女子高生のお話です。
こう聞いて思い浮かべるような話ではなく、むしろ悲しいお話ですね。
この女の子のその後が、ある部分でそれとなく示されているのですが、やはり悲しいお話ですね。

小生が一番印象に残ったのは「ロケットの思い出」
ある空き巣と彼の飼い犬「ロケット」と彼の友人「犬山」のお話です。
タイトルからして何かその後の展開を暗示しているような感じです。

この物語はすべて「語り」で成り立っています。
三浦しをん曰く「日常の中に非日常が忍び入ってきたとき、その出来事や体験について、だれかに語りたくなるのだ。(中略)どんな状況においても、言葉を媒介にだれかとつながっていたい願うものであること。語られることによって生きのびてきた物語は、人々にそう伝えているように思う。」

小生が何気なく本を読み、このような文章を書くことも、言葉を媒介にだれかとつながっていたいと願うからこそかもしれません。

4344007417むかしのはなし
三浦 しをん
幻冬舎 2005-02-25



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2006年03月24日

白夜を行くセファリックその11の2

白夜行最終話の感想記事第2弾です。

ここからはクライマックスについて書きます。
まずは亮司について。
かねてからの亮司の生きる目的は唯一つ「雪穂の幸せ」でした。
その目的のためにこれまでさまざまな障害を取り除いてきました。
そして最後に残った障害が2つ。
笹垣と亮司自身です。
その2つの障害を取り除くことが亮司から雪穂へのクリスマスプレゼントです。

と言うことで、R&Y2号店オープンの日、亮司は笹垣をうまくおびき出し背後から刺します。
あれは確実にクリティカルヒットだと思います。
亮司も笹垣をしとめたと思ったでしょう。
しかしそこはアイアンボディ笹垣、不死身です。
亮司を追って歩道橋までたどり着き、説教&謝罪です。
そこで笹垣に心を開いたかと思われた亮司ですが、なんと自らを刺し歩道橋から飛び降ります。
そして、歩道橋から落ちた亮司の前に立っていたのは・・・、そう雪穂です。
亮司は近寄ってこようとする雪穂を制し、しばらく無言で見つめあった後「行って・・・」と言います。
これで亮司の役割は終わりです。

笹垣を刺し、自らを刺し、雪穂に自分の道を歩かせる。
かねてからの目的どおりの最期です。
一つの誤算は栗原典子に子どもが生まれたことです。
ただ、この誤算も亮司の気持ちを変えるには至りませんでした。
栗原典子の子どもに対して亮司はどう考えて死んでいったのでしょう。
直接的には描かれていないので、想像するしかないですが、少しでも救いになったのでしょうか?
気になりますが、分かりません。
ただ、なんの躊躇もなく死んでいったところを見ると、あまり救いにはなっていないのでしょうか。
少なくとも「雪穂の幸せ」の代替となる「生きる目的」にはならなかったようですね。
とは言え、必要以上の重荷にはなっていないのではないかと思います。
重荷になると逆に気になって死ねなくような気がします。
まぁ、小生の想像ではただ単純に「そうか、俺にも子どもが・・・」と思いながら死んでいったのではないかと思います。

亮司はこんなものとして、メインはもちろん雪穂です。
最終話で雪穂の気持ちは大きく揺れました。
前回まで小生はしつこく「雪穂の生きる目的が分からない。まだ二人で太陽の下を歩けると思っているんだったら、そんなのはアフォだ。」みたいな事を言っていました。
最終話では、独白が亮司ではなくて雪穂だったのでそこらへんの雪穂の考えも聞くことができました。
結論から言えば、雪穂は「亮司が自首したがっていることを知りながら、無理だと思っていながら、二人で太陽の下を歩くことを目標に生きてきた。」と言うことなのでしょうか。
やっぱりアフォでした。
しか〜し、人間とはアフォなものなのです。
無理と分かっていることを、一縷の希望にすがってやってしまう。
多かれ少なかれ誰もがやってしまうことです。
つまり、雪穂もやっぱりふつうの人間だと言うことですね。
原作での雪穂のように完全に割り切って冷徹に生きていくことができない。
まっ、ここではあまり原作のことは持ち出すまい。
とまぁ、このように一縷の希望にすがっていた雪穂ですが、篠塚和成、そして図書館の司書のおばちゃん(←名前ド忘れ)との会話によって、亮司とともに自首しようという方向に傾きます。
しかし、路上で血まみれで倒れている亮司に「行って・・・」と言われることによって、亮司が自分にくれたプレゼントを無駄にしないためにまたウソで塗り固めた偽りの太陽の下を生きる生き方を選択することになります。
まぁ、この選択には賛否両論あるでしょう。
はっきり言って小生にはこの選択は納得できません。
雪穂の立場になって考えてみましょう。
図書館のおばちゃんとひとしきり話して送った帰りに、路上で血まみれの亮司を見つけます。
この状態ではまだ、雪穂は亮司が来たら一緒に自首するつもりです。
つまりは亮司と一緒に生きるつもりなのです。
亮司の犠牲の下に一人だけ幸せになるつもりなど毛頭ないはずです。
普通だったら亮司のところに駆け寄って、「一緒に生きるんだよ」とか「死なないで」とか言うんじゃないでしょうか。
少なくとも、手と目で制されたくらいで傍によるのをやめて、「行って・・・」と言われて回れ右できるような精神状態ではないと思うのですが。
まぁでも小生には女性の気持ちは分かりません。
巷では女心が読めない選手権の優勝候補とまで言われている小生ですから自信はありません。
実際、雪穂は亮司との邂逅によってウソで塗り固めた人生を生きる決心をしたわけですから。
まぁ、雪穂がどちらを選べばよかったかなんて小生には分かりません。
もう一つの道を選んでいても、結局亮司の行為を無駄にしてしまったとかそんな思いに囚われて同じような状態になったはずでしょうから。
ただ、少なくとも亮司の「行って・・・」という言葉がその後の雪穂にとってある意味「呪い」となったのは間違いありません。
あそこでもし亮司が雪穂を手招きしていたら・・・、雪穂が亮司を看取ることができれば・・・という思いはしなくもありません。

結局、この二人の思いはいまいちかみ合うことが少なかったような気がします。
二人三脚で二人とも必死で相手に合わせようとしているのに、結果的には思いっきり足を引っ張り合っているような感じで、何か物悲しいですね。

ただ、そんな雪穂にもカタルシスはちゃんと用意されていました。
それが亮司の子どもです。
この子どもは亮司のためと言うよりは、思いっきり雪穂のために用意されていましたね。
ラストシーンは、亮司の子どもが明るい太陽の下で雪穂の手を握るというシーンでした。
一応、二人で太陽の下を手をつなぐという当初の目的は半分達成できたわけです。
一応のカタルシスです。
これで雪穂が本当に救われているかどうかは知りません。
雪穂は切実に救いを求めているはずですし、救われていたらいいなぁとは思いますが。
このラストにも賛否両論はあるでしょうが、小生はいい終わり方だと思いましたよ。
ここまで来ると原作うんぬんと言う気もまったくなくなりますし。
ただ、見ている側としては、雪穂が警察に事情を聞かれたときに洗いざらい真実を話して、捕まって何年か刑務所に入って、出てきたところに亮司の息子がいて手を差し伸べてくる、くらいの方がすっきりしたかもしれませんけど。
とは言っても、決してすっきりしなかったわけではなく、明るさ、希望と言ったキーワードを思い起こさせるような悪くない後味だったともいます。

と言うわけで、このあたりでクライマックスについての感想も終わりです。
最終話についての感想はたぶんこんなものでしょう。
他の人の感想を読んだりして、また何か書きたくなったら書くかもしれませんけど。
あとは、最初にも書いたように白夜行全体についての感想も書こうと思います。
これはたぶん原作との比較が主になると思います。
もしよかったらまた覗きに来てください。

過去記事です。
「白夜を行くセファリック」
「白夜を行くセファリックその2」
「白夜を行くセファリックその2の2」
「白夜を行くセファリックその3」
「白夜を行くセファリックその3の2」
「白夜を行くセファリックその3の3」
「白夜を行くセファリックその4」
「白夜を行くセファリックその4の2」
「白夜を行くセファリックその5」
「白夜を行くセファリックその5の2」
「白夜を行くセファリックその5の3」
「白夜を行くセファリックその6」
「白夜を行くセファリックその6の2」
「白夜を行くセファリックその7」
「白夜を行くセファリックその7の2」
「白夜を行くセファリックその8」
「白夜をいくセファリックその8の2」
「白夜を行くセファリックその8の3」
「白夜を行くセファリックその9」
「白夜を行くセファリックその9の2」
「白夜を行くセファリックその10」
「白夜を行くセファリックその10の2」
「白夜を行くセファリックその11」
posted by Aorta at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

白夜を行くセファリックその11

白夜行最終話の感想です。

最終話。とうとう来ちゃいました。
ラストまでこんなに力を入れてみたドラマは久しぶりです。
なんともいえない感想を毎週書き続けましたが、それも今週で終わりです。
最後らしくきちっとまとまった感想を書きたいですが、まっあんまり期待しないほうがいいでしょう。
それはともかく、肝心の感想です。
最終話なので、いつものような感想に加えて、白夜行全体としての感想も書きたいと思っています。

前置きはこれくらいにして、本題です。
今週も前回の「答えあわせ」からはじめましょう。
前回、「なぜ亮司は栗原典子のところに戻ったのか?その必然性は?」と言うことについていろいろ書きました。(「白夜を行くセファリックその10」参照)
最終的に小生は「来週、栗原典子が亮司のところに会いに行けばいい」と書いて結論としたのですが、これは当たらずとも遠からずという感じでしたね。
栗原典子は亮司には会いに行きませんでしたが、亮司との子どもを産んでいました。
これは想像もしなかったアクロバティックな展開です。
まさに、やられた〜って感じです。
この、亮司と栗原典子の子どもはドラマのカタルシスにも関係してきますし、先週の流れは大きな必然性があったということですね。
小生の読みもまだまだですね。

この栗原典子と亮司との子どもも唐突でしたが、園村友彦がいきなり自首してきたのも唐突でした。
何のために?と初めは思いましたが、あれですね、ケーサツと笹垣を仲直りさせるためですね。
今までは何かと衝突していた笹垣と警察の部長さんですが、ここに来て蜜月関係です。
いろいろ笹垣に協力するだけでなく、唐沢礼子宅に不法侵入して庭を掘り返したことまで黙認です。
なんて寛容なんでしょう。
それにしても、先週から笹垣はかなり丸くなってますね。
ここに来て視聴者の心をわしづかみです。
それに伴って運もめぐってきたのでしょうか、雪穂のサボテンの鉢植えから松浦のサングラスの破片を見つけます。
わざわざ鉢植えにサングラスの破片まで入れてくれるなんて、雪穂は何てうかつな人なんでしょうかね。
とても時効まで逃げ切ろうと思っている人とは思えません。
まっ、ともかくここから松浦の死体のありかが唐沢礼子の庭と言うことに気づいた笹垣は、一目散に不法侵入です。今の関係ならサングラスの破片だけでケーサツを動かせそうな気がしますが。
松浦の死体も唐突と言えば唐突ですね。
散々引っ張った挙句、もう掘り出されないまま松浦もとわの眠りかなぁと思っていたのですが、最後でやっと掘り出されましたね。
これでめでたく松浦も成仏できるでしょうか。

さて、もう一人おシャカになりかけたのが、笹垣です。
冒頭で亮司に殺されかけますが、足を刺されただけで無事。
よかったよかった、これで亮司も笹垣殺すのあきらめたかなぁと思いきや、R&Yオープンの日にまんまと亮司におびき出されて背後から刺されます。
ちょうど心臓の裏側くらいかな?こりゃあさすがの笹垣もおわりかな・・・と思いきや、アイアンボディー笹垣です。
かなりの出血もものともせず、亮司を追いかけて懇々と説教をします。
さすが執念の男笹垣です。
このあと笹垣は、ひたすら亮司の罪を並べ立てます。
いまさらこんなこと言って何になる?と思いながら聞いていたら、子どもが生まれたことを知らせるための前フリでした。
笹垣も自分が死にかけなのにかなりの役者です。

このあと結局、亮司は自分を刺して飛び降りるわけですが、飛び降りた亮司を歩道橋の柵の間から見つめる笹垣(武田鉄也)がオラウータンに見えました。
場違いな想像でしたが思わず笑ってしまいました。
笑ってしまったついでですが、逃亡生活の亮司が同居していた外国人が「トリック」のジャーミー君を演じていた人だったのもかなり面白かったです。
これまた思わず笑ってしまいました。

そんな冗談はともかく、とうとうクライマックスの感想です。
とは言え、そろそろ長くなってきたのでいったんここで筆を置きます。
クライマックスについては書きたいことがたくさんあるので、まとめてからまた書こうと思います。
しばしお待ちあれ。

過去記事です。
「白夜を行くセファリック」
「白夜を行くセファリックその2」
「白夜を行くセファリックその2の2」
「白夜を行くセファリックその3」
「白夜を行くセファリックその3の2」
「白夜を行くセファリックその3の3」
「白夜を行くセファリックその4」
「白夜を行くセファリックその4の2」
「白夜を行くセファリックその5」
「白夜を行くセファリックその5の2」
「白夜を行くセファリックその5の3」
「白夜を行くセファリックその6」
「白夜を行くセファリックその6の2」
「白夜を行くセファリックその7」
「白夜を行くセファリックその7の2」
「白夜を行くセファリックその8」
「白夜をいくセファリックその8の2」
「白夜を行くセファリックその8の3」
「白夜を行くセファリックその9」
「白夜を行くセファリックその9の2」
「白夜を行くセファリックその10」
「白夜を行くセファリックその10の2」
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プールの中のセファリック

最近読んだ本の感想を書いてないですね。
春休みなのでしっかり本を読んでしっかり感想を書きます。

今回の感想は奥田英朗『イン・ザ・プール』

直木賞を受賞した『空中ブランコ』のシリーズ作品です。
ハチャメチャな精神科医の伊良部が出てきます。
この伊良部、ホントにハチャメチャです。
恐いもの知らず、天真爛漫、やりたい放題です。
精神科らしい行為、例えばカウンセリングなんかはまったくやりません。
むしろ、自分が注射フェチであるため、患者さんに無駄に注射打ったりします。
そんな伊良部に、患者さんは初めは「なんだこいつ?」と思いながらも、徐々にそのキャラクターや破天荒な治療(?)に癒されていきます。

ある患者さんが伊良部のことを「5歳児」と形容します。「5歳児には悩みがないように伊良部にも悩みがない」と。
これはまさにその通りですが、5歳児でももう少し周りをおもんぱかる心があるような気がします。
まっ、小生に言わせれば伊良部は「でっかい赤ちゃん」ですよ。
この物語は「でっかい赤ちゃん」がどれくらい癒し効果を持っているかと言うハナシだと小生は思います。
そんな伊良部のキャラに読んでいる方も癒されます。
こんな風に生きられたらなーと思うに違いありません。

ただ、伊良部は行動がハチャメチャなだけではなく、その精神医学についての理論は突飛ではあるものの筋は通っています。
だからこそ患者さんは快方に向かうのだと思うのですが。
この辺りが伊良部はただのアホなのか名医なのか分からなくさせます。
まっ、5歳児の精神を持つアホな名精神科医とでも言いましょうか。

周りは迷惑でしょうけど、伊良部みたいに生きられたらどんなに幸せだろうかとホントに思います。

今年読了した本:36冊

416771101Xイン・ザ・プール
奥田 英朗
文藝春秋 2006-03-10



posted by Aorta at 12:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

象の恩返しを受けるセファリック

久しぶりにセファネタです。

小生、大学の用事が今日終わったので、やっと春休みです。
ということで実家に帰省します。
ということで、小生の最近の食生活は冷蔵庫の在庫一掃セール状態です。
とは言え、在庫一掃セールでテキトーに料理を作っても結構おいしくできるものなんですよ。
昨日も冷凍庫に残っていた豚ばら肉とありったけの野菜を炒めて、味噌と酒と砂糖で味付けしたなんとも言えない料理を作ったら、これがかなりおいしかったです。
思わず「(ご飯何杯でも)いけそうです」とハミィみたいなこと言ってしまいました。

そんなことはともかく、そんな在庫一掃セールをしたにも関わらず、野菜が少し残ってしまいました。
ニンジン2本とジャガイモ3個、たまねぎ1個。
さて、どうしようかと思い悩んだ挙句、「まっ、明日決めようか」と思って昨日は就寝。
すると、小生には珍しくかなりリアルな夢を見ました。

夢で小生は見知らぬ土地を歩いています。
するとそこに大きなインド象が歩いてきました。
その象、右後ろ足に白い包帯をしていました。
夢の中では、小生なぜか象としゃべれたので象に「何で怪我したの?」と聞いてみると、象「いやー、象サッカーで敵に踏まれてちょっと捻挫してね。困っちゃうよ」と言いました。
小生「だいぶよくなったの?」と聞くと、象「ある東南アジア系の顔立ちをした日本人が親切に手当てしてくれてね。ホントに感謝してるんだ」と言います。
どこかで聞いたことあるような気がしながら、小生「名前は聞いたの?」とたずねます。
すると、象「いやー、聞いたら『名乗るほどのもんじゃあありません。ただ人は僕のことをセファと呼ぶでやんす』と粋に答えて去って行ったよ。ぜひもう一度会ってお礼したいなぁ。」と答えます。
セファ・・・?セファリック!?
やっぱり彼でした。
ついでに小生「どこで彼に会ったの?」と聞くと、象「インドのタージマハ・・・」
そこで小生はケータイのアラームで起こされます。

いい話でした。
小生感動して枕はずぶ濡れです。
決してよだれじゃありませんよ。

感動した小生は、余った冷蔵庫の野菜をセファにあげる事にしました。
「タージマハールで助けたインド象の恩返しです」というメッセージを添えて。

なんともメルヘンちっくで感動的な話です。
それにしても、インド象にまで感謝されるとはセファのタージマハールにおける好感度はさすがのものです。
posted by Aorta at 12:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 観察日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2−2だよセファリック

前節、J1復帰後初勝ち点を挙げた京都サンガ。
今日は西京極で初勝利をと期待していたのですが・・・。
結果は引き分け。

何かもったいない試合だったなという気がします。
最後のフリーキックは浮かせてゴールの隅狙えば、相手は小村さんだったわけだし、余裕のゴールだと思ってたのですけどね。
何でか、パウは壁にぶち当てちゃいました。
前の交錯プレーでふらふらしてたんでしょうか。

それ以外にも何度か決定的なシーンがあったわけで、どっかで決めてればなぁという感じです。
何か全体的に大雑把なプレーが多かったような気がします。
オフェンスに関してもディフェンスに関しても。

とくにディフェンスはちょっとザル過ぎだろとツッコミまくりです。
いい加減クロスの対応をきちっとやって欲しいです。
クロス上げられるたびにもう終わりやで〜と泣きたくなってしまいます。
基本的に高さに自信があるDF陣ではないので、いかににクロスを上げさせないか、上げられたときにはちゃんと人も見てケアして欲しいです。
あと、そんなに簡単に裏取らせたらいけません。
佐藤寿人にドフリーで抜け出させてどうするんですか。
いくら彼の得意技とは言え、そんなに簡単にやらしちゃあいけません。

あと、攻めもワンパターンです。
田原にロングボールが納まっているうちはいいですが、それがだめになったときにどうするか。
それがないから、一度相手に流れが行くとぜんぜんボール触れません。
これは京都に限ったことではなく、広島もそうでしたけど。
両チームとも流れがいいときはカサにかかって攻めるけど、悪くなるともうどうしようもないって感じでしたね。

とは言え、今日はすごくいいシーンも見られた試合でした。
斉藤のミドルもよかったですが、林の移籍後初ゴールがすばらしかった!
もう、ドンピシャリでズドーンて感じでしたね。
林の前にクロスにヒールでワンタッチしたのは誰だったんでしょう?

個人についての感想を書くと、斉藤は相変わらずいい。
ゴールもあり、フィードのクオリティも高いし、そろそろ日本代表呼ばれちゃいますかね。
田原のポストも冴えまくり。
やっぱり彼はできる子なんですよ。
最近は前線でのプレスにも参加してボールをチェイスしてますし。
そろそろゴールが欲しいです。
林はさっき書いたように、移籍後初ゴールおめでとうございます。
これからもどんどんゴールを量産して、スタメンを奪取して欲しいと思います。
とは言え、彼はいい意味で便利なんですよねぇ。
思わずベンチに置いときたくなります。
アレモンは・・・どうでしょう。
まだまだ本来の調子ではないかなという感じかな。
左サイドバックの児玉はよかったんじゃないですか。
いい感じだったと思います。
駒野への応対を他の選手と連携してちゃんとできていればなおよかったと思います。
前節目立っていた大久保君は今日はイマイチでしたね。
やっぱり前節の目立ちは髪の色のおかげだったのでしょうか。
幾分おとなしい色になっていた今日は動きもあんまりキレてなかった気がします。
米田はまだイマイチかな?

まっ、こんな感じです。
2戦連続引き分けとなり、そろそろ初勝利への期待も高まります。
次節に期待しましょう。
posted by Aorta at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

初代チャンピオンセファリック

いやー、ワールドベースボールクラシック(WBC)で日本優勝しましたね。

今までの流れもあって、試合前にはイマイチ負ける気もしなかったのですが、やはりキューバは強かった。
序盤は日本優勢だったものの、中盤から流れが何度もキューバに傾きかけました。
そのたびに日本が突き放して、最後は10−6。
それにしても、8回に1点差に追いつかれるホームランを打たれた時にゃあもう終わりかと思いましたよ。

とは言え、やはり日本は総合力で強かったですね。
個々人では明らかにキューバの方が上。
身体能力なんて恐ろしいくらい違いますよ。
それでも勝てるのだから野球は面白いものですね。
サッカーは激しいボディコンタクトがある分、日本にはかなり不利ですが、野球はボールとバッドとグラブの接触が主なので、日本にもチャンスはあるのだなと思いました。

王監督もすばらしい采配、求心力を示してホントに名監督ですね。
イチローも期待通りの働きをしてくれました。
ベストナインおめでとうございます。
MVPが松坂投手なのはちょっとギモンですが・・・。
絶対上原投手でしょうと小生は思うのです。

ここ最近で最もホットなアメリカ人であるボブ・デービッドソンは今日も一塁付近に居たそうです。
何回か微妙な判定がありましたが、まあ今日は許してあげましょう。
正直、日本が優勝できたのは彼と韓国とメキシコのおかげだと小生思いますから。

面白かったのは、優勝トロフィーがティファニーだったこと。
いくらくらいかかったのでしょうか。

とにかく、日本は優勝おめでとうございます。
6月のW杯でも日本がんばって欲しいですね。
まっ、難しいでしょうが・・・。
posted by Aorta at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

結果発表セファリック

先日ちょっと紹介した、読者大賞blogさん「男と女、本の好みはどれだけ違うのか?アンケート」の小生が選ぶ10冊を紹介します。
とは言っても、まだぜんぜん考えていないので、この記事を書きながら考えますが。
アンケートのリストの中で小生が読んでいる本は「アンケートに答えるセファリック」を参照にしてください。

たった26冊なので、小生の考えをまとめるためにそれぞれについて短い感想を書きましょう。

「容疑者Xの献身」東野圭吾
直木賞受賞作です。シンプルかつ大胆なトリックに唸らされます。
「夜のピクニック」恩田陸
いい話です。青春です。高校時代を思い出します。
「燃えよ剣」司馬遼太郎
土方歳三は最高です。作品自体も「竜馬が行く」と並ぶ司馬文学の最高傑作だと思います。
「魔王」伊坂幸太郎
材料は伊坂幸太郎らしいといえばらしいのですが、内容はちょっと異色です。でもやっぱり面白いです。
「博士の愛した数式」小川洋子
数学とはすばらしく美しいものなんだということが分かる名作です。第1回本屋大賞受賞です。
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
映像化不可能の、ミステリー史に残る作品だと思います。叙述トリックのお手本?
「死神の精度」伊坂幸太郎
音楽をこよなく愛する死神が主人公のユニークな作品。直木賞は逃しましたが、本屋大賞は取れるでしょうか?
「亡国のイージス」福井晴敏
福井晴敏を一躍メジャーにしたイージス艦をめぐる物語。ハードです。
「告白」町田康
ある思弁的な男が河内十人切りを起こすに至る過程を町田康が描きます。もう、圧倒されます。
「空中ブランコ」奥田英朗
主人公の伊良部みたいに生きられたらどんなに幸せだろうとついつい思ってしまいます。
「姑獲鳥の夏」京極夏彦
中学校の頃読んだのですが、内容についての記憶はもう朧です。中学生なりに読みにくい文章だなぁと思った気がします。
「火車」宮部みゆき
これまた中学生の頃か、もしかしたら小学生の頃読んだかもしれません。確かに面白かったですが、小生の中では宮部みゆきのベストではないかなぁ。小生は「龍は眠る」とかの方が面白かったです。そういえば、最近宮部みゆきまったく読んでないなぁ。
「ナラタージュ」島本理生
先日読みました。いい作品だったと思いますが、小生はイマイチ主人公に感情移入できませんでした。小生の感覚では、この作品は好みに男女差が出るのではないかと思います。
「となり町戦争」三崎亜記
発想はすばらしいと思います。それをどう描いてどういう帰結を持ってくるのかに明確な方向性が欲しかったです。同じ不条理を描いた作品でも「二回扉をつけてください」みたいにもっと皮肉な感じで毒をもたせてもよかったのではないかなと。
「ななつのこ」加納朋子
ある物語に関係した7つの短編からなるミステリーです。いい話です。北村薫っぽいです。
「チルドレン」伊坂幸太郎
陣内に会いたいです。「侏儒の言葉・トイレの落書き編」読みたいです。
「サウス・バウンド」奥田英朗
自分の父がこんな人だったらいやだろうなと次郎君に同情しつつも、面白く読んでしまいます。小生は傍から見ている分には無茶苦茶な人大好きです。
「煙か土か食い物」舞城王太郎
メフィスト賞受賞の舞城王太郎のデビュー作です。相変わらず無茶苦茶ですが、読ませるパワーがあります。
「GO」金城一紀
青春小説の金字塔。カッコいいのひと言に尽きます。
「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一
純愛ブームを引き起こした大ベストセラーです。まぁいい話なんですけどね。
「海辺のカフカ」村上春樹
面白かったです。相変わらず春樹さんは読ませる側に想像力を要求します。そこがまぁいいところなんですけどね。
「白夜行」東野圭吾
最近のドラマ白夜行についての記事を読んでもらえれば、小生の白夜行への並々ならぬ愛を感じてくれることでしょう。ここで語るまでもないです。
「空飛ぶ馬」北村薫
小生にミステリーへの扉を開いてくれた作品です。これを読んだときの衝撃は忘れられません。
「GOTH」乙一
乙一の才能があふれんばかりに盛り込まれた作品です。たまーにグロい表現がよく出てきますが、そこはあまり気にせずに、主人公二人の活躍を楽しみましょう。
「マークスの山」高村薫
たまたま家にあったので中学生の頃読みました。中学生にはちと重い内容でしたが、それを感じさせない面白さでした。
「永遠の仔」天童荒太
これまたウチのオカンが買ってきたので中3の頃読みました。ひたすら重かったです。ちょっと中学生には重すぎでした。とは言え、高校受験の面接で「最近読んで心に残った本は?」と聞かれて、この本を答えました。印象煮の頃作品だったことは間違いないようです。

とまぁ、こんな感じでテキトーに感想というか、説明というか、無駄話というかを書いてみました。
いやー、どれも名作ぞろいで選ぶの難しいですね。
とは言え、選ばざるを得ません。
まずはこれは絶対はずせないという作品を選びます。
ジャカジャカジャカジャカ、ジャーン(←効果音)
「チルドレン」伊坂幸太郎
「GO」金城一紀
「白夜行」東野圭吾
「空飛ぶ馬」北村薫
「GOTH」乙一
です。

まぁ、小生の好きな作家を並べてみました。どれも小生の読書人生に大きな影響を与えた作品です。
うん、どれも今すぐもう1回読みたい作品ばかりです。
いや、やっぱり「GOTH」はちょっと微妙かな。
いい作品ですが、元気のあるときに読みたいです。

さて、残りの5冊を決めなければいけません。
上から取っていくのは難しいので、ここからはとりあえず下から削っていくことにします。
これはもういいかというのを荒削りしてみると、
「容疑者Xの献身」東野圭吾
「夜のピクニック」恩田陸
「燃えよ剣」司馬遼太郎
「魔王」伊坂幸太郎
「博士の愛した数式」小川洋子
「死神の精度」伊坂幸太郎
「告白」町田康
「空中ブランコ」奥田英朗
「サウス・バウンド」奥田英朗
「煙か土か食い物」舞城王太郎
「海辺のカフカ」村上春樹
「マークスの山」高村薫
こんな感じで残りました。
この中からだったらどれを取ってももういいです。
いっそのことアミダくじで決めちゃおうかなんて考えも浮かびますが、それはさすがに申し訳ないのでまじめに考えます。
「マークスの山」は小生の好みからは少し離れ気味なので消しましょう。
「煙か土か食い物か」もいい作品ですが、舞城作品では「山ん中の獅見朋成雄」なんかのほうが好きなので、削除。
「博士の愛した数式」もいい作品ですが、ちょっといい作品過ぎるので削除ですかね。
「空中ブランコ」の伊良部もいいキャラなんですが、作品としての完成度は「サウスバウンド」の方が高いかなぁ、ということで削除。

ふぅ、あと3作品も削んなきゃいけないのか。
重労働です。
「容疑者xの献身」。すいません。トリックはすばらしいのですが・・・。ちょっと共感できる要素にかけるので。削除。
「海辺のカフカ」。春樹先生ホントにすいません。「このメッキしゃちほこボケ」と言われようとも謝るしかありません。想像力の貧弱な小生にはちょっとどこにもつながっていない伏線が多すぎました。削除。

さて、あと1作品削りましょう。
身を切られる思いですが、最後に削除されるのは「魔王」です。ホントにいい作品なんですよ。小生も10冊に選んでやりたかった。でも伊坂作品ではもうすでに「チルドレン」が選ばれてるし、この上2作品ともなると、ちょっと肩身が狭いので、「死神の精度」と比較して、「魔王」を落とさせていただきます。
いや、ホントにこれくらいしか選ぶ理由がないくらいどの作品も甲乙つけがたくいいのです。

と言うことで、残ったのは・・・
「夜のピクニック」恩田陸
「燃えよ剣」司馬遼太郎
「死神の精度」伊坂幸太郎
「告白」町田康
「サウス・バウンド」奥田英朗
以上の作品です!

まっ、一応選んだ理由も書いておきましょう。
「夜のピクニック」はとにかく高校時代のいい思い出を思い出させてくれます。小生、青春小説好きですし。
「燃えよ剣」は土方歳三がかっこよすぎる。それだけ。
「死神の精度」。面白いです。それだけ。
「告白」。圧倒されます。それだけ。
「サウスバウンド」。お父さん強すぎます。それだけ。
いや、長い戦いでしたよ。
長すぎて最後のコメントめちゃくちゃ適当です。
10冊選ぶのがこんなに難しいなんて。
知りませんでした。

とは言え、とても楽しい時間がすごせました。
どの作品も大好きで、また読み返したくなりました。
皆さんもぜひマイベスト10を考えてアンケートを答えに行きましょう。
小生は今からさっそく行きますよー。

4062124424チルドレン
伊坂 幸太郎
講談社 2004-05-21




4062736837GO
金城 一紀
講談社 2003-03




4087474399白夜行
東野 圭吾
集英社 2002-05




4488413013空飛ぶ馬
北村 薫
東京創元社 1994-03




4044253048GOTH 夜の章
乙一
角川書店 2005-06-25




4103971053夜のピクニック
恩田 陸
新潮社 2004-07-31




416317950X燃えよ剣
司馬 遼太郎
文藝春秋 1998-09




4163239804死神の精度
伊坂 幸太郎
文藝春秋 2005-06-28




4120036219告白
町田 康
中央公論新社 2005-03-25




4048736116サウス・バウンド
奥田 英朗
角川書店 2005-06-30


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2006年03月19日

決勝進出セファリック

今日はサッカーではなく野球の話題です。
もちろんワ−ルドベースボールクラシック(WBC)です。

すったもんだで準決勝進出を果たした日本ですが、三度の韓国戦です。
「三度目の正直」を実現するチャンスです。
ただ「二度あることは三度ある」ということわざもあるのでことわざ的には微妙です。

小生、平日は忙しくしていたので今までWBCの試合を見たのはアジアラウンドの何試合かだけだったのですが、今日は本気を出して応援することにしました。
その応援に応えてくれるかのようにナイスなゲームをしてくれてうれしい限りです。
やはり上原はすばらしいピッチャーですね。
イチローもヒット打ちまくってましたし、さすがという感じです。

対照的にかわいそうなのは韓国です。
日本に2連勝しているのに、ここぞというときに負けてしまい準決勝敗退。
まっ、どうせ韓国では「2勝しているんだから韓国の方が強い」とか言うんでしょうね・・・。
気持ちは分からなくもないですが、今日の試合は日本が完勝ということで納得してもらいましょう。
誠に悪いですが、いい感じに日本の踏み台になってくれましたね。

踏み台といえば、例の彼、審判のボブ・デービッドソンもいい感じの踏み台になってくれましたね。
いろんな意味で発奮材料になったみたいですし。
今日も2塁付近にいたみたいですけど、おとなしくしてたみたいですね。
やはり、ここぞというときはちゃんと空気の読める男なのです。

まっ、そんなこんなで決勝進出です。
どうやら先発は松坂みたいですが、今日の上原みたいなナイスピッチングを期待します。
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アンケートに答えるセファリック

読書関係のブログをぶらぶら見ていたら、読書大賞blogさんで面白そうな企画をやっていたので小生も参加する事にしました。

その企画とは、
あの、ふと思いついたんですけど、
男の人と女の人って、面白いと思う本が結構違うと思いません?
で、どれだけ違うのか、ここで調べてみることにしたんです。


とまあこんな感じで、リストにある86冊の本の中から自分の好きな本を10冊選ぶという形式でアンケートをして調べるそうです。

小生、こういう企画が大好きです。
自分で調べてみたいくらいです。
ということで、小生も若輩者ながら参加する事にしました。

ついでだから、小生が選ぶ10冊の選考過程をここで公開することにします。
結果だけ公開してもいいんですが、やっぱり過程もあったほうが面白いだろうと。
いわゆるガラス張りってやつですね。

まずは、リストの中から小生が読んでいる本をピックアップします。
「容疑者Xの献身」東野圭吾
「夜のピクニック」恩田陸
「燃えよ剣」司馬遼太郎
「魔王」伊坂幸太郎
「博士の愛した数式」小川洋子
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
「死神の精度」伊坂幸太郎
「亡国のイージス」福井晴敏
「告白」町田康
「空中ブランコ」奥田英朗
「姑獲鳥の夏」京極夏彦
「火車」宮部みゆき
「ナラタージュ」島本理生
「となり町戦争」三崎亜記
「ななつのこ」加納朋子
「チルドレン」伊坂幸太郎
「サウス・バウンド」奥田英朗
「煙か土か食い物」舞城王太郎
「GO」金城一紀
「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一
「海辺のカフカ」村上春樹
「白夜行」東野圭吾
「空飛ぶ馬」北村薫
「GOTH」乙一
「マークスの山」高村薫
「永遠の仔」天童荒太

以上の26冊です。
86冊中26冊。
意外に読んでないな・・・。
しかもかなり偏ってる。
男性作家ばっかりです。
女性作家は、恩田陸・小川洋子・宮部みゆき・島本理生・加納朋子・高村薫のそれぞれ1作品ずつ計6作品のみです。
リスト中には38作品(小生集計間違いの可能性大)ノミネートされていたので小生の偏りようが見て取れます。

これだけ見ても、好きな本を調べずとも、読む本自体で男女差が出そうですね。
さて、肝心の10冊ですが、今すぐ選ぶのは難しそうなので、じっくり考えて後日選ぼうと思います。
たぶん明日選ぶと思います。
小生のたぶんはかなり信用ならないのであまり期待しないようにしましょう。

ちなみにアンケートをやっているのは以下のサイトです。
男と女、本の好みはどれだけ違うのか?アンケート
です。
皆さんもぜひ参加しましょう。

蛇足ですが、「書評」カテゴリを「読書」カテゴリに変更しました。
小生が書いている文書は書評なんてものではないので、これでちょっとはクレームが減るでしょう。
すっきりしました。
posted by Aorta at 00:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

1−1だよセファリック

J1第3節です。
前節川崎フロンターレに泣きたくなるような大敗を喫した京都サンガですが、第3節も強豪ジュビロ磐田との対戦です。

今日も泣きたくなるような試合だったらどうしようかと不安な気持ちで見始めた試合でしたが、とりあえず前半5分までに失点がなくてほっとする立ち上がりでした。

前半はジュビロが攻めていてもあまり恐さはなく、これはまさにサンガペースじゃないかという感じでした。
特に前半の後半は田原とパウリーニョがいい感じに連携して決定機を何度か作っていて今日はいけるかもという感じでした。

ところが後半、立ち上がりからいきなり攻められまくりです。
カレンはイマイチでしたが、西と村井と名波が正直恐かったです。
西がサイドからクロスを放りまくります。
これは時間の問題だな・・・と思っていたら、今度は逆サイドでのうまいパス回しから村井のクロスを西がドカーン。
やられました。
これは正直京都の守備陣ではどうしようもなかったでしょう。
言いたくはないですが、タレントが違いすぎます。

その後もしばらく攻められ続けます。
まっ、ここでジュビロの決定力のなさに助けられましたね。
ここでもう1点取られるのが今までのパターンだったのですが、今日は取られずに守りきれたことが大きかったと思います。

その後ジュビロが引いて中を固めてくれたのでパスがつながるようになり、京都は息を吹き返します。
その後、押しに押しますがフィニッシュが決めきれず、もう終わりかなと思った頃に、斉藤のクロスを林が胸で落としてパウリーニョが押し込んで同点です。
歓喜の瞬間です。
同点ゴールですが、これはもう勝ちに等しいゴールです。

今日は選手交代もかなり利きましたね。
イマイチだった星に代えて渡邊大剛を、疲れ気味だった田原に代えてフレッシュなアレモンを、そして切り札として林を。
3人ともいい感じに起用に応えていたと思います。

特に林は短い出場時間だったにもかかわらず、最後にクロスを胸で落としてパウリーニョのゴールを生んでくれました。
移籍後初の大きな仕事だったでしょう。
次はゴールを期待します。

試合を見ていて印象に残った選手は右サイドバックの大久保ですね。
前節では途中出場でしたが、今日は鈴木和裕に代わってスタメンです。
その起用に見事応え、目立ってました。
もしかしたら髪のせいかもしれませんが。
今年は見事な金髪ですね。
思わず目が行っちゃいます。
それはともかく、いい動きでした。
村井を相手にしながらも、随所でいい攻め上がりを見せ、星より確実に目立ってましたね。
大剛に代わってからもいいコンビネーションでチャンスを作っていました。

一方気になったのは、星と米田ですね。
J2時代の面影があまり見えません。
星はもともとあんな感じだったかなぁという気がしないでもないですけど、米田はもっとできる子ですよ。
ちょっとJ1に呑まれてる気がしなくもないです。
早くフィットして欲しいですね。

あと、リカルドもちょっと気になります。
今日はそれなりにいい動きでしたが、やはり危ないプレーも何度か見られました。
もう少しセーフティーを心がけて欲しいものです。

とりあえず、今シーズン初の勝ち点は取りました。
次こそは初勝利が欲しいですね。
ついでに無失点だったらさらによし。
posted by Aorta at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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