2006年01月26日

白夜を行くセファリックその3

毎週恒例、白夜行です。
今回も見終わってすぐの更新です。
気合入りまくりです。

今回は1つの山場を迎え、大きな意味を持つ1回になりましたね。
まずは、全体的にみた感想を書きます。
今回は、前半部分は原作読者にはフラストレーションがたまる内容だったと思います。
3話目にして武田鉄也演じる怪しい大阪弁の笹垣刑事がいきなり核心をつく発言をポンポンして、亮司と雪穂をとことん追い詰める。
亮司は相変わらずヘタレで、渡部篤郎演じる松浦の言いなりになって悪いことをやっている上に、トラブルになるとすぐ雪穂を頼る。
いつまでこんな感じが続くのか、正直もういい加減にしてくれと思いました。

そのフラストレーションを幾分解消してくれたのが自首の流れからの後半部分でした。
ここでの亮司と雪穂のやり取りで、亮司は良心を捨てる決心をします。
ここで今までのヘタレ具合がいいスパイスとなって効いてきます。
まぁ納得できるかはともかく、うまい演出と認めざるを得ないでしょう。
そして、最後の部分で亮司は「死人」として生きることを選択します。
これも笹垣にかなり追い詰められていたことが効いてきます。
これも納得できるかはともかく、うまい演出だと思います。

全体的にみると、こんな感じです。
次回以降に期待を持たせるいい出来だったと思います。

それでは、次に細かい部分を見て行きたいと思います。
前回までにつらつら書いたことがとりあえずうまく帰結したので、今回はおおむね好意的に捉えています。
まず、松浦について。
ちょっとでしゃばりすぎです。原作では、最初と真ん中くらいにしか出てきません。
今回松浦が亮司にやらせていたことは、原作ではすべて亮司一人でやっていますし。
ただ、高校卒業までの亮司があの体たらくでは誰かが亮司を引っ張らなければいけないわけで、その意味ではこの松浦のでしゃばりは必然的でしょうか。
たぶん松浦についての帰結は原作と同じになるでしょう。
そこまでに亮司が松浦とどのような関係を持って生きていくのかは見所の1つだと思います。
まさか、このまま松浦の言いなりに亮司が動くと言うことはないでしょうし。
そんなのだったら、小生許しません。

次に、菊地くんのタレこみ。
前回、かなり気を持たせるヒキだったのに、何かあっけなく処理されてしまいましたね。
あんなのだったら、いっそのこと前回のシーンに入れちゃえばよかったのではないかと。
菊地くんも、そんなにすぐ気づくんだったら初めから騙されるなよとツッコミたくなったのですが、まあ笹垣が早く真相に到達するためにはこれまた必要かなと言うところですね。
よく考えてみると、ドラマでは事件のとき映画のチケットを渡したのは亮司本人ですが、原作では雪穂らしき女の子が犯人とされた少年の母親にチケットを渡すというかなり手の込んだ形になっていたと思います。
ここら辺にも笹垣が真相に近づきやすくなるような仕掛けが施されていますね。

最後に、教会での場面。
ここは賛否両論あるのではないでしょうか。
小生は、上でも書いたように、全体としての流れはよかったと思います。
ただ、キリストさんを目の敵にしているのは正直どうなんだろうと思いました。
「あのおっさんは私を救ってくれなかった」とか言っていますが、そんなのただの八つ当たりじゃないかと小生は思うのですよ。
小生は特定の宗教を信仰しているわけではないし、宗教について詳しく勉強したこともないので詳しくはわからないのですが、宗教に現世利益を求めるのは間違いではないかと。
「信じるものは救われる」とよく言います。
これは「信じる=救われる」ということではもちろんないでしょう。
そんなのだったら世界中でキリストさんが崇め奉られているはずです。
小生の解釈ではこれは「信じることで救われる」ということだと思います。
いいことがあれば「神様のおかげだ」と思い、悪いことがあれば「神様が与えたもうた試練だ」と思い、ひたすら神を信じ続け、いいことがあっても悪いことがあっても「最後にはきっと救われる」と思えること自体が救いなのではないでしょうか。
実際の教義では最後の審判で天国にいけることが「救い」なのかもしれませんが。
そう考えると、何一つ救われないことで「信じる」ことをやめた雪穂がキリストを責めることはやっぱりお門違いだと思うのです。
キリストが救ってくれると信じている間は、雪穂はその思いによって実際救われていたはずですし、信じることをやめた時点では、雪穂とキリストの契約は解消されているわけで、雪穂にとってキリストはいない人のはずです。
いない人を責めるのは八つ当たり以外の何者でもありません。
現世利益を求められるほど宗教は生易しいものではないでしょう。
とまぁ、もっと考えたことはあるのですが、うまく文章にできないし、ホントに宗教に造詣の深い人に突っ込まれるのもやぶへびなのでこのくらいでやめておきます。
個人が宗教についてどうこう思うのは自由だと思うのですが、テレビというマスメディアでああいうシーンを放送するのはどうかなと小生思ったのです。

そんなこんなで「白夜を行くセファリックその3」も終了です。
次回予告では、とうとう小生が楽しみにしていた亮司以外の男性への雪穂の恋が描かれそうです。
かなり楽しみです。
ということで、ここまで読んでくれてありがとうございました。
来週もたぶんやるのでよかったら見に来てください。

参考に、
「白夜を行くセファリック」
「白夜を行くセファリックその2」
「白夜を行くセファリックその2の2」
posted by Aorta at 23:22| Comment(0) | TrackBack(6) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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